備忘録

2020年をもって嵐としての活動を休止します

 

 

 

 

 

2018年1月27日、活動休止を発表した

「嵐」よりファンの皆様へご報告 と題された項目に指で触れ、5人からのコメントを見て泣き崩れたあの瞬間からこの日が来てしまうことはずっと分かっていた

  

 

2020年は「仕方ない」だとか「諦める」だとかそんなことを自分に言い聞かせながら沢山のことを妥協してきた

6月30日に遠い席から白衣を着た5人を見たのが最後になってしまうだなんて思っていなかったよ

 

北京公演の中止、国立無観客LIVE、アメリカでやるはずだったライブもドーム・アリーナ公演も公式で発表されることは無かった

 


スイッチがあってなんかぶわっと溢れてきちゃうからそのスイッチに手をかけたときにダメって手を離すの

 

 

 

12月30日、深夜

 

眠れなかった、眠ってしまったら本当にその日が来てしまう気がしてなんだか怖くなった

実感が湧かないだなんて活動休止残り1ヶ月を切った頃まで呑気に思っていた私は、嵐に支え続けてもらっていたことを痛いほどに知ることになる

 

 

 

 

VS嵐最終回4時間スペシャルの予告映像

涙を拭う二宮くんを見たときボロボロ泣いてしまった

 

 

今思えばずっと、目を逸らしていたのかもしれない

アイドルの嵐は世界一キラキラしていて無敵で

夢だから 何もかも永遠に感じてしまう

 

 

 

 

嵐は何度も、再会を約束してくれた

解散と間違えられる度に活動休止だと、1度休むだけだと言ってくれたし「帰ってきたときまでちゃんとビジュアル保たなきゃね」って笑ってくれた

会えない寂しさと叶わなかった夢たちを悔やむ時間さえ感じないように、忘れさせてくれるように絶えず新しいことに挑戦し、伝え続けてくれた 

毎日が忙しなくて、あっという間だった

 

嵐はいつだって私たちのために笑っていてくれていて、私は私が思う以上にその笑顔に支えられていた

 

12月11日、ミュージックステーションで11曲を歌いきった嵐が最後に選んだ曲は活動休止前最後にファンへ贈ってくれた曲と同じ「The Music Never Ends」

ただ過ぎていく時間を目で追うことしか出来なかったあの日にタイムスリップしたような気持ちになった

誰かと分かち合いたくて徐ろにスクロールしたタイムラインに「なんでお互いのこと大好きなのに泣きながら別れるんだろうね 私たち」と書いてあるのを見て

何かネジが外れたかのように、というか満杯になったコップに一滴落ちて

溢れ出したみたいに涙が止まらなくなった

 

涙を浮かべながら優しい顔をして歌っている嵐を見たとき、いかないでって、思ってしまったんだよ

 

泣き出した相葉くんに「だいすきだよ」と頭を撫でられ涙を拭ったくせに「なんで泣いたか覚えてない」なんて言った二宮くんはいじらしかった

 「そういうことに関しては語らないって決めてる」と話した二宮くんが最後の挨拶で「まだまだ突っ込みたかったしもっともっと弄りたかったです」と言ったのは、彼なりのI love youで

優しい顔をした二宮くんは寂しそうに見えた 

とろけそうな顔をしながら嵐の話をしている彼を見て彼から嵐を奪わないでと思ってしまった


溢れかえってしまった、寂しさが

 

 

笑顔の奥で見え隠れした寂しさに気づいた時

もう泣いていいよと思った

泣かないで、とも思ってしまった

そんな顔をしないでよって

   

 


12月26日 嵐にしやがれ 最終回

黒柳徹子さんに「嵐は戻ってくるのか」聞かれたとき答えるまでに少し間があった

何度も再会を誓ってくれたのに、即座に答えることが出来なかった嵐をみたとき

胸が押しつぶされそうになった

 


何度も話し合いを重ねて、全員が納得する唯一の着地点が活動休止

会見の時は勿論、あの日からの約2年間で見せてくれた彼らの姿から自分自身心の整理をしなが彼らの決断を受け入れた

それなのに、その日が近づくにつれて押し寄せる寂しさに彼ら自身の心が揺らいでいるように見えて苦しくなった

込み上げてきてしまった寂しさを何のせいにして

どこにぶつければいいか分からなくなってしまった

 

 

 

きっと泣かないと決めていた相葉くんが涙を堪えて話す姿も

潤くんが天井を埋め尽くすファンからのメッセージを見上げながら流した涙も

最後まで笑っていようねって言ったのに5人で手を繋いだとき溢れ出した翔くんの涙も

二宮くんが優しい顔をして言った最後のわがままも

大野くんが笑顔で言ったまたねもさ

狡いよ、全部

 

 

 

This is 嵐 LIVE

きっと泣き崩れるんだろうなと思ったけど、その日見たのはいつもと変わらない5人の姿で、私が好きになった嵐だった

でもね、もう何もかも忘れてみんなで騒げば今日はいい日だ!って眩しいくらいに笑うからちょっと泣きそうだったよ

 

Love so sweetを歌い終えて、肩を組んで階段を登っていく嵐を引き留めたくて、まだ一緒にいてよって思って泣いた

 

 

 

1999年11月3日にハワイの海で産声をあげた嵐が今までに伝え続けてきた言葉たちと、見せてくれた夢の数々を抱きしめて生きているから

 


この先、他の誰と出会って恋をしようと

こんなにも誰かを愛おしいと思う気持ちを教えてくれたのは、紛れもなく彼らだということを忘れたくない

 


 

「トップが何かなんて分からないけど」

なんて貴方たちは笑うけど

間違いなく、嵐は私のトップだったよ

 

 

 

 


あのタワーはリユニオン[再会]の意味を

The Music Never Endsを贈ってくれた意味を

最後に俺らの名前はなんだ、と聴かなかった理由を

全部、夢の続きと信じてもいいかな

夢は、嵐と見たいんだ

夢の続きを、嵐に教えて欲しいんだ

 

また会おうね、待ってるから